Kyoto City University Of Art annual exhibition 2020

Midori Nomura 野村 翠 作品展学生実行委員長

京都市立芸術大学作品展学生実行委員長・総合芸術学科4回生の野村翠(のむら・みどり)と、同じく実行委員広報担当・美術科油画専攻4回生の土屋咲瑛(つちや・さえ)が、今回のインタビューの“お手紙のような形式”について文通を通じてお話していきます。
質問、それに対する返答のお手紙の画像、お手紙の書き起こしテキスト、という構成になっています。

高く澄み切った空に、心も晴々とするこの頃、いかがお過ごしですか?手紙の書き出しって異常に難しいことに書きはじめて気付きました。 さて、本来なら肉声で会話を行い、それを活字に起こすことで成り立っていたこのインタビューページですが、「本年度はお手紙をやりとりする形式でもやってみよう!」と相成りました。 その方法に至った経緯や思いなどを、本年度のインタビューのイントロダクションとして、お聞きしたいです。

お手紙ありがとうございます。時候のあいさつって風情があっていいけど、マナーとしてめっちゃレベル高いですよね。現代人として文化的なボキャブラリ(?)の乏しさを痛感します。

それはさておき…
そう、今年の作品展のインタビュー企画は、こんな感じで手書き(あるいは手描き)のやりとりでやってみようということになりました。経緯としては…すごくざっくりいうと、“オンライン疲れ“ですね。

もちろん他の要因もいろいろあるけど…。例年は、各専攻の学生にアポをとって制作室やゆかりのある場所で話を聞く、という形式のインタビューを行なっていました。(詳細は本サイトのアーカイブやSNSを見てもらえると)
今年はコロナの影響で、制作場所を使えない期間もあったし、制作形態が変わった人もおそらくいると思うんです。それに、授業がオンラインになったから、なんでも液晶の中で完結するようになってしまった。私は論文書いてますけど、資料のコピーやメモ、図表は全部Googleドライブの中にありますし…授業のメモも全部ドライブ上にあります。
そんな状況なので、あえてそういう媒体から離れた方法に立ち返るのはどうだろう、と思ったんです。

これからのインタビューでは、いろいろな専攻の人からお手紙を通してお話を聞いていく予定です。
今までのインタビューや、オンラインの動画コンテンツのような、その人の顔や声、目に見える特徴はわかりにくくなるかもしれません。むしろ違う印象に映るかも?でも、その人が手を動かして生まれた線や絵から、ちょっとこれまでに無いような味わいや気づきが生まれたら、すごく嬉しいな〜、楽しみだな〜と思ってます。まあ実際やってみないと全然わかんないですけどね。楽しい企画になればいいな…

とるてぃー(土屋さん)の場合は、このお手紙企画についてどんなイメージを持ってますか?1往復してみた感想とか、どんなことでも教えてください。

ではまた〜〜〜〜

各々の専攻1人ずつにお話を聞いていくという形式は例年と同じですね。 ただ全編お手紙形式というわけではなくて、結局2月の作品展は現実で行われる(予定)ことですし、数回に一度は展示や制作室におじゃましたりして、緩やかにリアルにシフトしていくような感じがあればなと思います。

お手紙企画のイメージや感想かあ。印象だけでなく内容においても、会話では上手に伝わらなかった、汲み取れなかったことがゆっくり読める書けるってことで伝わりやすくなったり、逆もまた然りだろうなと自分で書いていて思いますね。 またその筆致がわかることで、学生たちが手を動かして作品を作り続けてるってことにも意識を向けていただけたらなとも思います。なんかメモみてえな手紙!

オンライン疲れの件
そうなんですよ…まあ私自身も“芸大生”なので傾向として世の中を斜に構えて見がち、というのもあるんですけどね。配信コンテンツとか、遠隔インタビューとかがどんどん広まっていて、それらを実際に行うメディア(学内も含む)もよく見かけるようになったじゃないですか。
春からの自粛期間で、そう言ったトレンド?が起こって半年くらい経ったし(これを書いているのは10月)必ずしもそれに引っ張られる必要性はないかな、むしろ、もっと本質的に京芸生に合ったインタビューの方法がないかなと考え、このお手紙形式に至ったんですよね。

展示会場が変わるのは元から決まっていたことではあるけど、それに加えてコロナの波が来て、学生ひとりひとりの考えもあって…みんなバラバラの場所にいて…そんな中で今年の作品展ってなんだ?と考えると“手を動かすことをやめない”→“みんなが何か考えたり作る場所(=京芸)やその創造の源はなくならない“みたいな方向性に向かっていきましたね。

そうそう、インタビュー形式も、もっといろんな人とやっていく中で自由に広がっていったらいいなと思ってます。(今この2人でしかまだやってないので)

広がっていきたいね〜〜〜。想定してないことが起こるのは怖いけど楽しみ。 我々の話は一旦ここいらでおしまいにして、お手紙を出して行きたいと思います。 お楽しみに!


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